初めての方へ
columnコラム

毛嚢炎の原因は?できた時の対処法や予防するためにできること

脱毛

2023.4.1

脱毛を検討している方の中には、毛嚢炎が心配な方もいるのではないでしょうか。

 

毛嚢炎は注意点をおさえておけばある程度予防できるので、事前に注意点を知っておくことが大切です。仮にできた場合でも、対処法を知っておけばそこまで焦る必要はありません。

 

本記事では、毛嚢炎ができる原因やできた場合の対処法、注意点などについて解説していきます

 

毛嚢炎の対処法や注意点を知りたい方は必見です。

 

毛嚢炎と一般的なニキビの違い

ニキビを見る女性

まず、毛嚢炎とは毛穴の奥に細菌(黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌など)が入り、毛包内で炎症を起こした状態を指します。

症状については軽いものから重いものまで幅広く、白ニキビ状のものや吹き出物ができるほか、赤く腫れることもあるなど、様々な症状があるのが特徴です。

 

一方、ニキビは原因菌が異なりアクネ菌が毛穴に侵入・増殖し、毛包内で炎症を起こした状態を指します。

症状としては似ていますが、ニキビの場合は膿が毛穴に詰まったものもあるなど、症状がやや重いケースもあるのが特徴です。

 

このように、毛嚢炎とニキビは一見同じ症状と思われがちですが、厳密には原因菌や症状の重さなどが異なっています

 

毛嚢炎ができる原因

 

毛嚢炎ができる主な原因は、肌のバリア機能が低下することです。

 

通常、肌にはバリア機能が働いているので、細菌などが外部から侵入しないようになっています。

 

しかし、脱毛や自己処理などで肌がダメージを受けると、バリア機能が弱まってしまうので、表皮ブドウ球菌などの細菌が毛穴に侵入しやすくなってしまいます。

これらの細菌が毛穴に侵入すると、毛包内で炎症を起こしてしまうので、結果として毛嚢炎が生じてしまうわけです。

 

肌のバリア機能はターンオーバー(新陳代謝)が乱れていても低下しやすいので、睡眠不足や偏った食事など、ターンオーバーが乱れやすい生活をしていると毛嚢炎が生じることもあります。

 

毛嚢炎ができやすい箇所

 

 

顔は毛嚢炎ができやすい箇所の1つです。

 

顔は他の部位に比べて皮膚が薄く、刺激に対して敏感になっているので、わずかな刺激であってもダメージを受けやすくなっています。

それに加えて顔は常に空気に触れている部位でもあるので、外部の刺激にさらされやすく、知らない間にダメージを受けているケースも少なくありません。

 

このように、顔は皮膚が弱いうえに外部刺激にさらされやすく、他の部位よりもダメージを受けやすいので、毛嚢炎が生じやすくなっています

 

中でも、女性は皮脂分泌の多いおでこ、男性はヒゲ剃りの関係で鼻下などの部位にできやすいと言われています。

 

ひじ

 

ひじも毛嚢炎ができやすい箇所の1つです。

 

ひじは服との間に摩擦が生じやすく、知らない間にダメージを受けていることも少なくありません

特に、冬の時期には服装が厚着になるので、服との摩擦が大きくなりやすく、加えて空気が乾燥していることもあるため、ダメージをより受けやすくなっています。

 

このように、ひじは摩擦が生じやすく、肌がダメージを受けやすくなっているので、毛嚢炎が生じやすくなっています。

 

ひじは自分からは見えにくく、毛嚢炎の有無を確認しにくいので、定期的に鏡などで確認しておくとよいでしょう。

ニキビとは違うプツプツしたものが見られた場合には、毛嚢炎の可能性が考えられます。

 

VIO

 

VIOも毛嚢炎ができやすい箇所の1つです。

 

VIOは下着で密閉された状態になっているので、湿気が溜まりやすく、他の部位に比べてムレやすい環境になっています

ムレやすい環境だと菌が繁殖しやすく、細菌数が多くなりやすいので、毛嚢炎が生じてしまうことも少なくありません。

 

また、VIOは非常にデリケートな部位であり、ムレているとバリア機能が弱まりやすいので、それによって毛嚢炎が生じることもあります。

 

このように、VIOはムレやすく、デリケートな部位でもあることから、毛嚢炎が生じやすくなっています。

VIOについてもIラインやOラインは自分からは見えにくいので、鏡などを使って確認するとよいでしょう。

 

毛嚢炎の治し方

 

症状が軽い場合には、基本的に放置したままで問題ありません

 

毛嚢炎は通常、数日〜1週間程度の期間で自然治癒することが一般的なので、そのまま放置しておいても問題なく治るケースが多くなっています。

 

ただし、肌の衛生状態が悪かったり、ケアが不十分だったりすると治癒の期間が長くなることもあるので、その点については注意が必要です。

 

また、痛みやかゆみを伴うなど、症状が酷くなってきた場合にはサロンやクリニックに行くようにしましょう。

サロンやクリニックであれば塗り薬を処方してもらえることもあるので、症状が酷くなっても安心して対処できます。

 

毛嚢炎ができた場合の施術に向けた注意点

なるべく触らないようにする

 

毛嚢炎が生じた場合には、なるべく触らないようにしましょう

 

毛嚢炎ができた箇所を頻繁に触っていると症状が改善しにくいので、毛嚢炎が長引きやすくなってしまいます。

毛嚢炎が長引いてしまうと脱毛の施術ができないこともあるので、施術のスケジュールが変わってしまう可能性も否定できません。

 

また、毛嚢炎は頻繁に触っていると潰れることもあり、跡として残ってしまうこともあるので、新たに悩みができてしまうことにもなりかねません。

 

このように、毛嚢炎は頻繁に触っていると症状が改善しにくく、跡が残りやすくなるので、なるべく触らないようにしておくことが大切です。

どうしても気になる場合には、事前に皮膚科を受診しておくようにしましょう。

 

清潔に保つ

 

毛嚢炎ができた場合には、肌を清潔に保っておくことも大切です。

 

毛嚢炎が生じた部位はバリア機能が弱く、雑菌が侵入しやすくなっているので、雑菌が多いと症状が悪化しやすくなってしまいます。

毛嚢炎は症状が悪化すると長引いてしまうので、場合によっては今後の脱毛に影響してしまう可能性も否定できません。

 

そのため、毛嚢炎を悪化させないためにも、毛嚢炎ができた部位については雑菌が繁殖しないよう肌を清潔に保っておくことが大切です。

 

ちなみに、肌を清潔に保つうえでは保湿ケアも有効ですが、毛嚢炎が生じた部位は刺激に敏感になっているので、刺激性の弱い保湿剤を使うようにしましょう。

 

毛嚢炎の予防方法

 

毛嚢炎を予防するうえでは、日常的に肌を保湿しておくことが大切です。

 

肌は乾燥していると刺激に敏感になり、ダメージを大きく受けやすくなるので、肌トラブルが生じやすくなってしまいます。

肌トラブルが生じた状態では細菌が侵入しやすく、新たに毛嚢炎が生じてしまうことも珍しくありません。

 

また、肌が乾燥した状態だとバリア機能が弱まりやすいので、そのまま細菌が侵入し、毛嚢炎が生じることもあり得ます。

 

このように、肌が乾燥した状態だと毛嚢炎が生じやすくなるので、乾燥を防ぐためにも、日頃から肌をしっかりと保湿しておくようにしましょう。

 

保湿以外にできることとしては、優しく自己処理することも効果的です。

 

ムダ毛が生えていると自己処理することもあるかと思いますが、この際に刺激が強いとバリア機能が弱まりやすく、毛嚢炎が生じることもあり得ます。

そのため、ムダ毛を処理する際には肌に優しい方法で自己処理することが大切です。

 

まとめ

 

本記事の内容をまとめると、以下のようになります。

 

  • 毛嚢炎は主に肌のバリア機能が下がるとできやすい。
  • 毛嚢炎は顔やひじ、VIOなどの部位にできやすい。
  • 毛嚢炎は症状が軽い場合は放置して問題ないが、酷くなってきた場合にはサロンやクリニックに行く。
  • 毛嚢炎ができた場合はなるべく触らないようにし、肌を清潔な状態に保っておくことが大切。
  • 毛嚢炎を予防するうえでは、日常的に肌を保湿するようにし、ムダ毛を処理する際には肌に優しい方法で自己処理することが大切。

 

脱毛を予定している方の中には、毛嚢炎が心配な方もいるかと思われます。

 

毛嚢炎には効果的な対処法や予防法がしっかりとあるので、本記事の内容を参考にして、知識を蓄えたうえで脱毛していくと安心しやすいです。