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埋没毛の治し方|原因や予防法を解説

脱毛

2023.1.12

埋没毛は自己処理による傷や乾燥、体質などが原因で生じることが多く、程度によっては炎症などの肌トラブルにつながることがあります。

 

万が一埋没毛が生じた場合には、触らず安静にしておくことが大切で、予防法としては日常的な保湿や脱毛などが効果的です。

 

本記事では、埋没毛の症状や原因、治し方、予防法などについて解説していきます

 

埋没毛とは?

脇毛がチクチクしている女性

埋没毛とは、皮膚の下に体毛が埋もれている状態を指します。

 

本来であれば、体毛は毛乳頭から成長し、毛穴から肌の表面に出ているものです。

しかし、何らかの形で毛穴が塞がると、体毛が肌表面に出られず、皮膚の下で成長してしまい埋没毛が生じることがあるのです。

 

埋没毛は体毛が生えている部位であればどこでも生じる可能性がありますが、毛が硬く太い部位や、皮膚が柔らかい部位には特にできやすいと言われています。

具体的には、腕や足、脇、VIO、眉、ヒゲなどの部位です。また、埋没毛は一度生じた箇所に再発しやすい特徴があるので、過去に埋没毛が生じた部位は注意が必要です。

 

埋没毛の具体的な症状としては、以下のようなものがあげられます。

 

  • 皮膚の下に体毛状の黒いものが透けて見える
  • 黒いブツブツがあるように見える
  • 触った感触がザラザラしている

 

埋没毛を放置するとどうなる?

痛みやかゆみ、炎症などを伴わない軽度の埋没毛であれば、放置してもあまり問題はありません

 

しかし、埋没毛の症状がある程度大きい場合には、毛穴が刺激を受けたり、雑菌が侵入したりして毛嚢炎を引き起こす恐れがあります。

炎症の程度によっては、色素沈着が生じてしまう可能性も否定できません。

 

症状としてかゆみや痛み、赤みや腫れなどが見られる場合には、毛穴が炎症を起こしている可能性があるので、皮膚科を受診するようにしましょう

 

※ 埋没毛を毛抜きなどで無理に引き抜くと、炎症が生じる恐れがあるので、無理な自己処理は避けておきましょう。

 

埋没毛になる原因

埋没毛になる原因については、主に以下の通りです。

  • カミソリ・毛抜き・ワックスによる自己処理
  • 肌の乾燥
  • 体質や遺伝

 

カミソリ・毛抜き・ワックスによる自己処理

自己処理を行う際、方法によっては埋没毛が生じることもあります

 

例えば、カミソリで剃毛した場合には肌表面が傷つきやすいので、修復機構が働いてターンオーバー(肌の新陳代謝)が早くなる傾向があります。

その結果、角質肥厚が起きて毛穴が塞がりやすくなるので、毛が肌表面に出にくくなり、埋没毛になることがあるのです。

 

毛抜きやワックスで抜毛した場合にも毛穴にダメージを与えやすいので、かさぶたや角質化などで毛穴が塞がりやすく、埋没毛が生じることもあります。

抜毛すると毛が途中で千切れることもあるので、千切れた毛が成長して埋没毛になる可能性も否定できません。

 

肌の乾燥

肌が乾燥していると肌表面に古い角質が溜まりやすくなるので、毛穴が塞がることがあります

その結果、毛穴から毛が出にくくなり、埋没毛につながることがあるのです。

 

また、肌が乾燥しているとバリア機能も低下しやすいので、ターンオーバーが早まる傾向があり、それによって角質肥厚が起きて埋没毛が生じることもあります。

 

肌の乾燥は自己処理ペースが早かったり、空気が乾燥していたりすると起きやすいので、これらの条件に合致している場合には埋没毛ができる可能性も高くなります。

特に、カミソリやワックスでの自己処理には角質層を剥がす側面があり、より肌が乾燥しやすいので、注意が必要です。

 

体質や遺伝

埋没毛のなりやすさには、体質や遺伝も関係しています

 

例えば、体質的に乾燥肌である場合には角質肥厚が起きやすく、毛穴が塞がりやすいので、埋没毛が生じる可能性が比較的高いです。

 

また、埋没毛は毛量が多かったり、毛が太かったりすると起きやすいので、遺伝的にそのような傾向がある場合には埋没毛になる可能性も高くなります。

 

埋没毛の治し方

快適な脇

埋没毛は安静にしておけば自然に治るケースがほとんどです。

 

肌は常にターンオーバーをしており、時間の経過とともに古い角質が排出され、毛穴の塞がりがなくなるので、次第に毛が表面に出てくるようになります。

 

逆に毛抜きなどで引き抜いてしまうと、毛穴に雑菌が侵入して毛嚢炎が生じることもあるので、無理には触らない方が安全です。

 

ただ、ターンオーバーが乱れていると埋没毛も治りにくくなるので、埋没毛を治すためには以下のようなことを意識して、肌の状態を正常に保っておくことが大切です。

  • 定期的に保湿をする
  • 生活リズムを整える
  • 周辺部位のムダ毛処理の頻度を減らす

 

ちなみに、ピーリングやスクラブなどで古い角質を除去することも、埋没毛を治すうえでは効果的になってきます。

 

※ 埋没毛によって炎症などが生じている場合には、皮膚科を受診するようにしましょう。

 

埋没毛にならないための予防法

埋没毛の予防法としては、以下の方法が有効です。

 

  • 自己処理に電気シェーバーを使う
  • 日頃から肌を保湿しておく
  • 脱毛しておく

 

自己処理に電気シェーバーを使う

埋没毛にならないためには、自己処理の際に電気シェーバーを使うのがおすすめです。

 

電気シェーバーは刃が隠れた構造をしており、皮膚に直接触れることがないので、カミソリよりも角質層を剥がしにくくなっています。

肌への刺激も最小限に抑えられるので、肌トラブルが生じる心配もあまりありません。

 

また、電気シェーバーは毛を深く剃りすぎてしまうことがないので、毛先が毛穴の中に留まるリスクも減らしやすくなっています。

 

日頃から肌を保湿しておく

埋没毛の予防には、日頃から肌を保湿しておくことも効果的です。

 

肌のターンオーバーが正常に働くには、肌が潤った状態である必要があるので、日頃から肌を保湿しておく必要があります。

入浴後や就寝前、起床後など、自分の中で保湿するタイミングを決めておくとルーティーン化しやすいので、おすすめです。

 

なお、保湿する際には低刺激性のボディクリームやローションを用いると、安心して保湿しやすくなってきます。

 

脱毛しておく

埋没毛にならないためには、脱毛するのもおすすめです。

 

脱毛すると毛根やその周辺の発毛組織にダメージを与えられるので、毛が生えにくくなります。そのため、埋没毛が生じるリスクを大きく減らしやすいです。

 

また、脱毛後は自己処理の必要がなくなり、自己処理で肌が傷ついたり、乾燥したりすることがなくなるので、角質肥厚も防ぎやすくなります。

 

セルフ脱毛サロン「セルフメイド」では、SHR方式の脱毛を取り入れており、痛みをほとんど感じることなく脱毛できるので、脱毛するにはおすすめです。

 

やってはいけない処置

埋没毛が生じた場合には、無理に引き抜くことは避けておくことが大切です。

 

先ほど説明した通り、埋没毛を引き抜くと毛穴に雑菌が侵入しやすく、毛嚢炎が生じることがあります。

毛嚢炎が生じると見た目が赤く腫れたり、症状としてかゆみや痛みなどが生じたりするので、悩みの種にもなってきます。

場合によっては色素沈着ができる可能性も否定できません。

 

埋没毛はほとんどの場合で安静にしておけば治るので、無理には触らないようにしましょう。

 

まとめ

 

本記事の内容をまとめると、以下のようになります。

 

  • 埋没毛とは、皮膚の下に体毛が埋もれている状態を指す。
  • 埋没毛の原因には、自己処理による傷や乾燥、体質や遺伝などがあげられる。
  • 埋没毛ができても、基本的に安静にしておけば問題はない(炎症などが見られる場合は皮膚科へ受診する)。
  • 埋没毛の予防には、日常的な保湿や脱毛などが効果的。
  • 埋没毛は無理に引き抜くと炎症などが生じることがあるので、注意が必要。

 

埋没毛に悩みを抱えている方は少なからずいるかと思われます。

 

しかし、埋没毛の原因や治し方、予防法などを知っておけば、埋没毛に対して適切に対処することが可能です。

 

本記事が、このような知識を身に着けるための役に立てば幸いです。