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columnコラム

妊娠中はセルフ脱毛NG?理由と脱毛時の注意点を詳しく解説

セルフ脱毛

2022.11.5

アンダーヘア処理を不安に思っている人もいるかもしれませんが、アンダーヘア処理は決してデメリットばかりではなく、良い面もあります。

 

ただ、妊娠中のセルフ脱毛については控えておく必要があり、事前に注意点を知っておくことが大切です。

 

本記事では、妊娠中のセルフ脱毛を控えた方がよい理由と代替の方法、再開のタイミングなどについて解説していきます

 

妊娠中にセルフ脱毛しないほうがいい理由

肌が敏感になっているため

 

妊娠中は肌が刺激を受けやすい状態になっており、刺激に対して敏感になっています。そのため、セルフ脱毛器の弱い光であっても肌荒れする可能性は否定できません。

 

仮に肌荒れが生じた場合には、そこから乾燥や炎症などの症状が出てくることもあり、程度によっては色素沈着を引き起こす可能性も出てきます。そうなると、ムダ毛とは別の意味で目立ちやすくなってくるので、さらなる悩みを抱えることにもなりかねません。

 

毛周期が乱れて思うような効果を得られない

妊娠中の女性は毛が濃くなることがありますが、これはホルモンバランスが変化して男性ホルモンが優位の状態になることが主な原因です。

 

このように、妊娠中はホルモンバランスが変化しやすく、それに伴って毛周期が乱れやすい傾向があります。

脱毛は毛周期に合わせて行うことで効果が表れやすいので、妊娠中のように毛周期が乱れやすい状態では思うような効果を得るのは難しく、出産後に脱毛した方が効果は比較的得やすいです。

 

妊娠中に避けたいセルフ脱毛

家庭用脱毛器

 

家庭用脱毛器は自宅で脱毛ができる便利なアイテムです。

 

自分の好きなタイミングで脱毛できるので、楽に脱毛できます。

 

光の照射出力が弱いために大きな脱毛効果は期待できませんが、その分痛みが少なく、脱毛中に痛みを感じることはほとんどありません。

ただ、先ほど説明した通り、妊娠中は家庭用脱毛器の光であっても肌荒れを起こすことがあるので、妊娠中に家庭用脱毛器でセルフ脱毛するのは避けた方が安全です。

 

カミソリ

カミソリは剃るだけで毛を処理できる使い勝手のいいアイテムです。

 

コンパクトサイズで軽いものが多く、扱いに困ることもないので、誰でも簡単にムダ毛処理ができます。最近では多くの店頭やネットなどで安く販売されているので、入手も簡単です。

 

ただ、カミソリは刃が剝き出しになっており、肌への刺激が大きいという懸念があります

そのため、妊娠中の肌に使用するのには危険性が大きく、妊娠中での使用は避けた方が賢明です。

 

脱毛の光やレーザーは胎児に影響があるのか?

結論から言うと、脱毛の光やレーザーが胎児に影響を及ぼすことはないと言われています

 

脱毛の光やレーザーは一般的にメラニン色素を標的としており、肌表面の毛に吸収されるようになっているので、胎内にまで影響することがないのです。

SHR脱毛のような蓄熱式の脱毛であっても、毛包周辺のバルジ領域を標的としているので、光が胎内にまで影響を及ぼすことはありません。

 

ただ、完全に解明されているわけではなく、分かっていない点もあるので、心配な場合には念のために避けておいた方が安心です。

また、胎児への影響がないと言っても、妊娠中は肌が敏感で、毛周期が乱れて効果も得にくくなっているので、脱毛は避けておくのが賢明と言えます。

 

妊娠中のセルフ脱毛はどうすればいいのか?

 

先ほど説明した通り、妊娠中は肌が敏感なので、肌に負担がかかる脱毛は避けておく必要があります。

 

そのため、妊娠中は電気シェーバーで剃毛するのがおすすめです。

 

電気シェーバーは肌への刺激が小さいので、刺激を抑えながら毛の処理ができます。また、刃が隠れた構造で皮膚に接触することがないので、怪我のリスクが小さく、安全に毛の処理が可能です。

 

ただ、いくら電気シェーバーであっても少しは刺激になり得るので、剃毛後はしっかりと保湿して肌の乾燥を防ぐことが大切です。

 

電気シェーバーは主に家電量販店やネットなどで販売されていますが、最近では部位に合わせたものも多く出ているので、どのような部位でも安心して使用しやすくなっています。

 

出産後に脱毛を再開するタイミング

出産後に脱毛を再開する際には、生理が安定してからのタイミングがおすすめです。

 

一般的に生理が安定してくるとホルモンバランスが安定しやすくなるので、毛周期の乱れも治まり、刺激に対する肌の敏感さも小さくなります。

 

そのため、脱毛しても比較的肌荒れなどが起きにくく、脱毛効果も実感しやすいです。

 

ただ、再開できる時期についてはクリニックやサロン毎に異なっていることも珍しくないので、出産後の脱毛を検討している場合には、事前にその時期を確認しておくことが大切になってきます。

 

出産後の授乳期間中については、まだホルモンバランスが安定していない時期なので、脱毛は控えておいた方が安心です。

 

妊娠に気づかず脱毛していた場合の対処法

結論から言うと、特に問題ありません。ただし、妊娠に気づいた時点で脱毛は控えた方が安心です。

レーザー脱毛の影響

レーザー脱毛では肌にレーザーを照射して脱毛していきますが、使用するレーザーは肌表面の毛のメラニン色素に反応するようになっているので、胎児に影響を及ぼすことはありません

そのため、妊娠に気づかずに脱毛していたとしても、大きな心配は不要と言えます。

 

ただ、レーザー脱毛は発生する熱量が大きく、肌への刺激が大きくなりやすいので、妊娠していることが分かった場合には控えるようにした方が安全です。

 

IPL脱毛の影響

 

IPL(インテンス・パルス・ライト)脱毛でもレーザー脱毛と同様に、メラニン色素に反応する光を照射して脱毛していきます。

そのため、光は肌表面の毛に吸収されるようになっており、胎児への影響についての心配は不要です。

 

IPL脱毛は光の照射出力がレーザー脱毛よりも小さいので、レーザー脱毛と比べると肌への刺激は小さくなっています。

ただ、それでも妊娠中は肌が敏感なので、控えておいた方が安心です。

 

SHR脱毛の影響

 

SHR(スーパー・ヘア・リムーバル)脱毛は毛包周辺のバルジ領域を標的とした脱毛方式なので、肌表面にしか作用しないようになっています。そのため、胎児への影響についての心配は不要です。

 

SHR脱毛は蓄熱式脱毛の一種で、肌に熱を蓄積させながら脱毛していくので、瞬間的に大きな熱が発生することがありません。

そのため、肌への刺激は小さいですが、妊娠中は肌が敏感なことを考えると、妊娠に気づいた際には控えておいた方が安心しやすいです。

 

 

肌トラブルがなければ大丈夫

 

妊娠中は肌が敏感になることが大きな懸念なので、妊娠に気づかずに脱毛した場合でも肌トラブルがなければ特に問題はありません

 

先ほど説明した通り、レーザー脱毛やIPL脱毛、SHR脱毛などは胎児への影響もないので、その点についても心配は不要です。

 

ただ、妊娠中は肌が敏感になっていることには変わりはないので、妊娠に気づいた場合には今後しばらくは脱毛を控えておくことが大切になってきます。

 

クリニックやサロンでは、脱毛中に妊娠が発覚した場合に途中で休止できるところもあるので、妊娠に気づいた際には相談してみるようにしましょう。

あらかじめ妊娠を予定している場合には、そのような休止制度がある店舗を選んでおくと安心です。

 

肌荒れした場合は皮膚科を受診

 

妊娠に気づかず脱毛して肌荒れを起こしてしまった場合には、迷わず皮膚科を受診するようにしましょう

 

皮膚科に行くと妊娠中でも使える薬を処方してもらえたり、妊娠中の肌荒れ対策を教えてくれたりすることがあるので、安心して肌荒れを治しやすくなります。

妊娠中は服用できない薬も多いので、市販の薬は使わず、皮膚科で処方してもらった薬を使うことが大切です。

 

ただ、妊娠中は肌が敏感になっているので、皮膚科でもらった薬であっても肌トラブルを引き起こす可能性は否定できません。

そのため、肌荒れを悪化させないためにも自己判断はせず、必ず専門の医師に相談してから使用するようにしましょう。

 

妊娠中のセルフ脱毛まとめ

 

本記事の内容をまとめると、以下のようになります。

 

  • 妊娠中は肌が敏感になっており、毛周期も乱れている
  • 胎児への影響はないが、肌のことを考えるとセルフ脱毛は控えておくのが安全
  • 妊娠中は家庭用脱毛器やカミソリの使用は避け、電気シェーバーで剃毛する
  • 妊娠に気づかず脱毛しても肌トラブルがなければ問題ない
  • 肌荒れした場合は皮膚科を受診する