脱毛の前処理が必要な理由!部位別の上手な自己処理やり方まとめ
脱毛サロンの予約の際、前処理をしてくるように言われた経験はないでしょうか。
前処理は脱毛を安全に、そして効果的に行ううえで大切なこととなっており、自宅などで自分で行うことが一般的になっています。
しかし、前処理をするにあたり体の部位でやり方が違ったり、やりにくい部位があったりなど、自分で処理するには難しいことがあるのも事実です。
そこで本記事では、脱毛の前処理が必要な理由や、部位別の上手な自己処理のやり方について詳しく解説していきます。
脱毛の前処理を行う予定の方には役立つ内容となっていますので、是非参考にしてみてください。
脱毛の前処理が必要な理由
脱毛の前処理が必要な理由としては、大きく2つのことがあげられます。
うまく脱毛できない
1つ目は前処理をしておかないとうまく脱毛ができないためです。
現在の脱毛では光脱毛が主流となっており、毛のメラニンに光を吸収させて熱を発生させ、毛根や発毛組織に熱を与えることで脱毛効果が発揮される仕組みになっています。
前処理をしない場合、毛が長いままなので光照射で発生させた熱が毛先から毛根・発毛組織まで効率的に伝わらず、脱毛がうまくできなくなるのです。
火傷の危険性
火傷の危険性があることが2つ目の理由です。
前処理をしない場合、毛には多くのメラニンが含まれたままとなるため、光照射の際に光を過剰に吸収してしまう可能性があります。
その結果、毛に大きな熱を発生させて毛根や発毛組織を含めた皮膚全体に火傷を生じさせる危険性があるのです。
これでは脱毛を通り越して皮膚に過剰なダメージを与えることになりかねません。
脱毛の前処理のタイミング
前処理のタイミングとしては、脱毛の1~3日前が理想とされています。このくらいのタイミングで前処理しておくことで、脱毛する頃には適した毛の長さとなっており、安全で効果的に脱毛することが可能です。
前処理が早すぎた場合には、脱毛するまでの間に毛が伸びてしまい、毛根まで熱が伝わりにくくなることで脱毛効果が下がってしまいます。また、光の過剰吸収による火傷の危険性も出てきます。
逆に前処理が遅かった場合には、毛が短すぎるためにメラニン量が少なくなり、光の吸収量が減少して脱毛効果が下がってしまいます。
忘れていた場合には脱毛の直前で行うこともやむを得ませんが、前処理は脱毛の1~3日前に行うことが大切です。
脱毛の前処理に必要なもの
脱毛の前処理に必要なものを以下で紹介していきます。
- 電気シェーバー
- カミソリ
電気シェーバー
電気シェーバーは前処理の定番アイテムとなっています。
刃が直接肌に接触しないため、安全で肌にやさしいのが特徴です。刺激も少ないことから、脱毛の前処理アイテムとしては非常に適しています。子供から高齢の方に至るまで幅広い世代で使うことが可能です。性能が優れていることから、値段はやや高い傾向にあります。
カミソリ
カミソリも前処理に使われるアイテムです。
非常に安価で入手しやすく、ドラッグストアや100円ショップ、スーパーなどで簡単に購入することができます。しかし、刃が直接肌に当たることから使用時には注意が必要です。剃毛時の刺激も強くなっているため、肌の質や状態を考えて使用する必要があります。
脱毛の前処理のやり方
脱毛の前処理は一般的には自分で行いますが、やりにくい部位が存在するのも事実です。そのような部位について、以下でやり方を紹介していきます。
脇の前処理方法
脇は肌がやわらかくデリケートな部位であるため、前処理する際には注意が必要になってきます。具体的なやり方は以下の通りです。
- ハサミで軽くカットする
- シェービングクリームを塗る
- 電気シェーバーで剃毛する
始めにハサミで毛を軽くカットしておくことが重要です。毛をある程度短くしておくことで、剃毛の際電気シェーバーに毛が引っかかるのを防ぐことができます。
カットした後は肌の刺激を少しでも抑えるために、シェービングクリームを塗っておくことが大切です。脇は肌がデリケートなので、ダメージに備えておくことは欠かせません。
そして、電気シェーバーを使う際は毛の流れに沿って剃毛するようにしていきます。毛並みに逆らって剃毛すると、肌に大きなダメージを与える可能性が高くなります。ゆっくりと丁寧に行うことがコツです。
VIOの前処理方法
VIOは自分から見えにくい部位になっているため、前処理の難易度はやや高いです。VIOのそれぞれの部位で若干やり方が異なる部分もありますが、基本的なやり方は以下の通りとなっています。
- 鏡を前に置く(Vライン、Iライン)、鏡にまたがる(Oライン)
- 鏡を見ながらハサミで全体を軽くカットする
- 電気シェーバーで剃毛する
VIOを前処理する際は鏡を用意しておきます。Iラインでは鏡を正面に置き、Vラインでは鏡を置いて足を開き、Oラインでは鏡にまたがるような姿勢をとることがポイントです。
体勢が安定したら鏡を頼りに手探りで毛をハサミでカットしていきます。IラインやOラインについては特に見にくくなっているため、可能な範囲で行っていきましょう。粘膜に近い部位でもあるため、無理をしては怪我につながることになりかねません。
ある程度カットしたところで電気シェーバーで剃毛していきますが、VIOも肌がデリケートであることから、慎重に行うことが大切です。皮膚がやわらかくなっているので、毛を剃る際は皮膚を軽く引っ張りながら行うとやりやすくなります。
その他部位の前処理方法
その他の部位に関しても基本的なやり方は変わらず、毛を軽くカットした後に電気シェーバーで剃毛していく形になっていきます。
自分から見えにくい部位については鏡を使うことで安全に処理することが可能です。体の左右で仕上がりに差ができないようにするためにも鏡は有効になってきます。
カットする毛の適切な長さ
電気シェーバーで剃毛した後の毛の長さは2mm以下が目安です。
安全に脱毛を行い、なおかつしっかりとした効果を得るためにはこのくらいの長さが適切だと言われています。電気シェーバーでいきなり毛を2mm以下にするのは難しい場合もあるため、あらかじめハサミで軽くカットしておくことが有効です。
脱毛の前処理の注意点
脱毛の前処理にはいくつかの注意点があります。
ワックスや除毛クリームは使わない
ワックスや除毛クリームは前処理では使わないよう注意する必要があります。
これらのアイテムは毛を溶かして除毛するため、剃毛の必要がなく手軽に処理できるところが魅力です。しかし、毛を溶かす成分が肌への刺激となる可能性があり、肌に大きなダメージを与える危険性があります。刺激に弱い敏感肌タイプの方などは特に注意が必要です。
毛を抜いてはいけない
毛を抜くのもあまり好ましくはありません。
肌への刺激が大きくなり、色素沈着や黒ずみなどの原因になる恐れがあるためです。また、抜いた部位から菌が侵入して、炎症を引き起こす可能性も否定できません。肌の安全上、前処理で毛を抜くのは控えておくことが賢明です。
剃りすぎに注意
毛の剃りすぎにも注意が必要になってきます。
あまりにも深く剃ってしまった場合、肌に大きな刺激を与え肌トラブルを誘発させることにつながります。また、電気シェーバーを使う際は同じ箇所を何度も剃りすぎないように気をつけましょう。場合によってはその部位の刺激を大きくしてしまい、色素沈着や黒ずみなどを引き起こす可能性も否定できません。
処理しにくいところは怪我の危険
自分で処理しにくいところは特に気をつける必要があります。
処理しにくい分、怪我をする危険性も高くなります。自分から見えにくい部位を処理する場合には、必ず鏡を用いることが大切です。VIOなどは処理しにくい典型的な部位なので、前処理の際には鏡を用いてゆっくり丁寧に行っていきましょう。
脱毛の前処理後はスキンケアを忘れずに
脱毛の前処理後はスキンケアを必ず行うようにしていきます。
前処理後の肌は敏感になっており、刺激に弱く非常に乾燥しやすい状態になっています。
そのままでは乾燥やダメージが進行して肌が炎症などを引き起こし、場合によっては脱毛ができなくなる可能性も否定できません。
このような事態に陥らないためにも、前処理後は保湿クリームや乳液などでしっかりと保湿しておくことが大切です。
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